宮城県栗原市花山地区とは
宮城県栗原市花山地区は、市内の北西部に位置しています。
秋田県湯沢市や宮城県大崎市と隣接し、森林が面積の大半を占める、美しい自然に恵まれたのどかな中山間地域です。地区内の主な産業は、きのこ・山菜・そばに加え、希少価値の高い自然薯やふさすぐりなどの農産物の生産、そして大自然に囲まれた温泉旅館やアウトドア施設を中心とした観光業です。
花山地区は、1958年(昭和33年)の花山ダム建設に伴い、まちの中心部が移転しました。
その結果、総合支所や診療所、郵便局、農協などの公共施設に加え、道の駅や小規模な商店が半径300メートル以内に集まる地区となりました。
毎年5月5日には、300年以上の伝統を受け継ぐ「花山鉄砲まつり」が開催されます。
この祭りは、当時の領主・伊達藩の宿老であった遠藤家の奥方が、病弱だった幼君の健康を願って蔵王権現御嶽神社に祈願し、その願いが叶ったお礼として鉄砲組に礼砲を打たせたことが起源とされています。
このほかにも、8月の「夏まつり」、9月の「ふれあい運動会」、1月の「どんと祭」、2月には雪をテーマにした「雪っこまつり」、さらに各行政区で開催される「お茶っこ会」など、年間を通じて多くの行事が行われるのが花山地区の特徴です。
花山地区へのアクセス
花山地区へは、公共交通機関でも車でもアクセスできます!
くりこま高原駅(東北新幹線の停車駅)から花山地区にある「自然薯の館(じねんじょのやかた)」までは、栗原市民バス「花山線」を利用することで乗り換えなしでアクセスできます。
バスはくりこま高原駅前のバス停から発車し、「自然薯の館前」という終点のバス停まで約55分かかります。自然薯の館前のバス停は、道の駅「路田里はなやま 自然薯の館」の目の前にありますので、到着後すぐに施設へ行くことができます。平日には1日数本のバスが運行されており、主な発車時刻は朝・昼・夕方に分かれています。ただし、土日祝日は運行本数が限られる、もしくは運休となる場合があるため、事前の時刻表確認が必要です。
お車でアクセスする場合は、東北自動車道の「築館インターチェンジ」で降りるのが最も便利です。そこから国道398号線を経由して約30分で花山地区に到着します。道の駅「路田里はなやま 自然薯の館」には無料駐車場も完備されており、自家用車やレンタカーでの訪問にも適しています。
東京都心から花山地区にある「自然薯の館」へは、公共交通機関を利用して比較的スムーズにアクセスできます。まず、東京駅から東北新幹線「はやぶさ」または「やまびこ」に乗車し、宮城県のくりこま高原駅まで向かいます。乗車時間は列車の種類にもよりますが、おおよそ2時間10分前後です。
くりこま高原駅に到着後は、駅前から発着している栗原市民バス「花山線」に乗車します。この路線バスは乗り換え不要の直通便で、終点の「自然薯の館前」バス停までおよそ55分の所要時間です。
車で東京都心から花山地区の「自然薯の館」へ向かう場合は、東北自動車道を北上するルートが一般的です。東京から東北自動車道を利用し、およそ350キロの距離を走ります。
途中、東北自動車道の「築館インターチェンジ」で高速を降り、その後は国道398号線を経由して花山地区へ向かいます。築館インターチェンジから自然薯の館まではおよそ30分の道のりです。
全体の所要時間は休憩を含めて約4時間30分から5時間程度が目安となります。目的地の自然薯の館には無料の駐車場が完備されており、普通車で約60台以上が駐車可能ですので、安心して車で訪問できます。
東北を巡る拠点としてもおすすめ
花山地区は、宮城県・秋田県・岩手県・山形県へのアクセスが良好で、東北観光の拠点として最適です!
- 鳴子温泉郷:約25分
- 伊豆沼、内沼:約40分
- 栗駒山:約50分
- 世界遺産 平泉:約50分
- 日本三景 松島:約1時間20分
- 宮城県仙台市:約1時間15分
- 山形県新庄市:約1時間20分
- 秋田県湯沢市:約1時間25分
過疎・中山間地域で持続可能な地域づくり
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一般社団法人はなやまネットワークは、宮城県栗原市花山地区で活動する市民団体です。
花山地区は、もともと「花山村」として存在していましたが、2005年(平成17年)4月1日に栗原郡の10町村が合併し、栗原市となりました。
現在、人口減少や高齢化に加え、平成20年の岩手・宮城内陸地震をはじめとした自然災害の影響により、地域が抱える課題は深刻化しています。
そこで、「自分たちでできることは自分たちでやっていこう!」という志のもと、花山地区に暮らす有志が集まり、この団体を立ち上げました。
移住体験事業や空き家の利活用、買い物支援など、地域の課題に対応するさまざまな取り組みを行っています。